川重、建機向け精密機械で設備投資 来期中にも20%程度の増産へ

20180723クリスタルタワー

 川崎重工業は23日、油圧ショベルなど建機の増産に向けた設備投資に踏み切ると明らかにした。加古郡稲美町に工場を賃借し、これまで外注していた部品の一部を内製化。中国の製造子会社である川崎精密機械(蘇州)にも新たな製造ラインを設け、鉱山などで使用する大型油圧ショベルの部品を製造する。2020年3月期中には20%程度、建機向け精密機械の増産が可能になるという。

 油圧ショベルの性能を左右する油圧機器は世界的に不足していることから、増産で対応する。稲美町で賃借する工場は広さがおよそ2000平方メートル。協力企業の一部では人手不足から一段の増産が難しいといい、内製化で建機の需要拡大に対応する。さらに鉱山機械の需要が回復している中国でも部品を増産し、供給の増加をめざす。投資額は明らかにしていない。

 川重の工場整備について日本経済新聞が21日付で報道。川重は事実関係を確認した。(写真は神戸市中央区の川重本社が入居するビル=資料)

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