神戸製鋼、東京地検が不正競争防止法違反で起訴 品質検査データ改ざん問題

20180402神戸製鋼本社

 神戸製鋼所は19日、品質検査データ改ざん問題を巡って東京地方検察庁の起訴を受けたと発表した。容疑は不正競争防止法違反という。会社としての神戸製鋼が起訴された形で、品質管理の担当者らは不起訴処分になったもよう。

 同社が3月6日に発表した調査報告書によると、神戸製鋼のデータ改ざんは一部で1970年代に始まり、これまでにグループ各社の23拠点で判明した。17年10月以降に発覚し、東京地検と警視庁は18年6月に神戸製鋼の本社などを家宅捜索していた。

 神戸製鋼は、調査報告書と同時に発表した「再発防止策を真摯(し)に、かつ愚直に実行し、信頼の回復に努めてまいります」などのコメントを発表している。(写真は神戸市灘区の神戸製鋼本社)

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