神戸製鋼、世界最速18秒でタイヤ検査 乗用車用向け

 神戸製鋼所はタイヤの製造工程で最終的な品質確認をする試験機の新製品「リブロータGS」(写真=同社の発表資料より)を発売したと発表した。乗用車用タイヤ向けの試験機。世界最速である1本あたり18秒で検査が完了するうえ、検査精度も従来品より格段に向上した。同社は世界のタイヤ試験機市場で30%のシェアを握るというが、新製品をきっかけに一段とシェア向上に攻勢をかける。

20161126神戸製鋼の新型タイヤ試験機

 タイヤの品質管理に欠かせない最終試験では、タイヤにかかる力の均一性やタイヤ自身が真円かどうかなどを検査する。2013年に発売した従来機種ではタイヤ1本に20秒かかっていた試験時間を、制御機器の改善や測定条件の最適化などで2秒圧縮。タイヤ工場での10%の生産性向上に寄与する。自動車の振動や騒音を抑えるためにタイヤの両肩を削る「シートグラインダー」なども追加で取り付けられる。

 13年発売のリブロータは中国・東南アジアを中心に70台を納入する人気機種になった。今回のリブロータGSは、その上位機種に位置付ける。新興国での自動車の普及などを背景に、世界のタイヤ製造個数は引き続き伸びている。タイヤ製造に使う機械も需要が増える見込みとあって、今回の新製品も性能向上を訴えて広く世界で販売する計画という。

 神戸製鋼は1967年にタイヤ試験機の生産を始めた。このほかタイヤの原料を混ぜ合わせる「混練機」でも4割の世界シェアを持つとしている。タイヤ・ゴム製造に関わる機械は現在、高砂市と米国、中国、インドの4カ所に生産拠点がある。
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