北区の「かやぶき農家」を民泊活用、1件が事業化へ 久元神戸市長が答弁

20180626久元市長本会議

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市議会が配信した動画より)は26日午前の神戸市議会本会議で、同市北区淡河町のかやぶき屋根を持つ農家を民泊として活用し、「稲刈りやサツマイモ掘りといった農業体験のほか、地域のお祭りなど伝統行事に参加する、といった時間を過ごす宿泊事業を実施したいという相談が寄せられている」と明らかにした。久元氏は「神戸市としても、こういう提案が確実に実現されるように手続きをサポートし、事業開始後もプロモーションなどを通じて情報発信をはかりたい」と語った。

 民泊として事業化が見込まれるのは現時点で1件だが、神戸市は他にも相談を受けていることも示した。そのうえで久元氏は「しっかり相談に乗り、民泊を活用した観光客の増加につなげていきたい」(久元氏)と話した。人見誠議員(こうべ市民連合、北区)の一般質問に対する答弁。

 全国でかやぶき屋根が消えつつあるなか、神戸市は全国でも有数のかやぶき屋根が残る地域としてい知られる。神戸市が2015年に実施した調査によると、北区と西区を中心に820件のかやぶき屋根を持つ民家が残る。ただ数十年に一度は葺(ふ)き替えが必要であるなど手間がかかるため、現在は屋根をトタンなどの金属で覆うケースがほとんどという。

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