神戸税関、摩耶埠頭出張所を6月で廃止 神戸港とコンテナ船の変化を映す

20180624神戸税関摩耶埠頭出張所

 神戸税関は6月30日で摩耶埠(ふ)頭出張所(神戸市灘区、写真)を廃止すると発表した。貨物のセキュリティー管理などに優れた事業者について、通関手続きを簡素化できる制度「AEO」の開始などを受けて、行政運営を効率化するのが目的だ。業務は六甲アイランド出張所(神戸市東灘区)が引き継ぐ。一方で、コンテナ専用船が日本で初めて入港した摩耶埠頭での出張所の廃止は、神戸港の変ぼうやコンテナ船の大型化といった時代の変化も反映しているともいえる。

 神戸税関が摩耶埠頭出張所を開設したのは1964年。日本初のコンテナ船入港は3年後の67年だった。その後、摩耶埠頭には広大なコンテナターミナルも建設されたが、コンテナ船が大型化すると、水深がある六甲アイランドなどにコンテナ貿易の中心が移った。現在の摩耶埠頭は物流施設や工場などが中心だ。コンテナ船の初入港から半世紀が経過。摩耶埠頭に外国から船が着いて、税関職員が積み荷を調べて--といった機会も少なくなった。

 現在の庁舎は震災後の1997年に完成。神戸税関の本庁舎(神戸市中央区)に見られるようなレトロ感はない。そんな摩耶埠頭出張所の廃止は、貨物量の増大やコンテナ船の高性能化、貿易の高度化など、特に21世紀に入ってからの変化の速さを象徴しているようでもある。

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