神戸製鋼所が株主総会、社長は検査データ改ざんで陳謝 株主から質問相次ぐ

20180621神戸鋼株主総会

 神戸製鋼所は21日午前、神戸市中央区の神戸国際展示場で株主総会を開催した。午前10時に山口貢社長が開会を告げ、昨年10月に発覚した品質検査データの改ざん問題について「深くおわび申し上げます」と陳謝した。業績や事業環境の説明などに続いて、山口氏はデータ改ざん問題について改めて説明。今後は「信頼回復が急務」と述べ、3月6日に公表した再発防止策などについて株主らに理解を求めた。(写真は神戸製鋼が報道関係者向けに公開した会場モニター映像)

 質疑応答では、株主からデータ改ざん問題に関する質問が相次いだ。株主が「現場の社員に責任を押し付けるような報告書の書き方では不誠実で、現場の士気も下がるのではないか」と質問すると、山口氏は「現場だけでなく経営の問題と重く受け止めており、積極的に現場に出向いて声を聞くようにした。社員のアンケートなども定期的に実施する」と説明した。

 このほか「(中間)配当をなくして第三者委員会の費用に充てられたかと思うと残念」「株主代表査察チームによる調査も受け入れるべきではないか」「いったん否定しながら不動産事業を結局、売却したのは納得がいかない」などの声も出た。米国で提起された損害賠償訴訟での弁済額がどの程度になるか、という質問に山口氏は「請求金額が(原告から)来ていない」と答えた。

 会長を廃止する定款変更や取締役の選任など4議案は原案通り可決した。株主総会は11時45分に終了し、所要時間は昨年よりも4分短い1時間45分だった。一方、会場には昨年(394人)を上回る497人の株主が足を運んだ。行使された議決権は259万6592個と、全体の約72%になった。

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