神戸製鋼株が値下がり率上位 直近安値割れで見切り売り加速か

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 20日の東京株式市場では神戸製鋼所(5406)が大幅に続落した。終値は前日比45円(4.11%)安の1050円と、東証1部の値下がり率ランキングで上位に顔を出した。一時は1026円まで下落した。このところ上値の重い展開になっていたが、直近安値だった5月31日の1075円を下回り、見切り売りが加速したもよう。米中の貿易摩擦による高関税化が世界景気に水を差すとの見方から、景気敏感株の鉄鋼株や海運株に売りを出す流れに抗し切れなかったようだ。

 チャート分析の一目均衡表では、前日に抵抗帯とされる「雲」を下回った。これが売りシグナルと意識されやすかった面もある。遅行スパンも「雲」の下に抜けたことで、当面は戻りの鈍さも意識されやすいとみられる。もっとも下値では押し目買いも入り、やや下げ渋って取引を終了。1000円の節目に接近すると値ごろ感が台頭するとの見方が多いようだ。

 同業ではJFE(5411)の下げが2%強とややきつかったほか、新日鉄住金(5401)も売られた。

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