兵機海運がストップ高 正恩氏「日朝対話にオープン」で後場急伸

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 14日の東京株式市場では東証2部の兵機海運(9362)が急反発。後場に入って急速に上げ幅を拡大し、終値は前日比400円(20.02%)高の2398円と、制限値幅の上限(ストップ高)になった。午前の取引時間中から昼休み時間帯にかけ、12日の米朝首脳会談で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、安倍晋三首相との対話に「オープンな姿勢」を示したとの報道が相次いだ。過去に子会社を通じて北朝鮮との不定期船を運航していた兵機海運に、何らかの恩恵がありそうとの思惑が改めて浮上したようだ。

 トランプ米大統領が12日に首相と電話協議して伝えたという。米朝首脳会談では目新しい買い材料が出なかったとして、13日の兵機海運は急落していた。値ごろ感が出ていたところで、にわかに買い材料が浮上したことから、個人などの買いを集めやすかったとみられる。もっとも現時点で北朝鮮への制裁解除に向けた日本政府の動きはみられず、兵機海運が具体的に何らかの恩恵を受けるかどうかも未知数だ。

 北朝鮮関連とみなされた銘柄では、新潟港を中心に港湾運送などを手がけるリンコー(9355、東証2部)や、伏木港(富山県高岡市)と富山新港(同射水市)が主力の伏木運(9361、同)も買われた。

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