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コープこうべ総代会、理事長「そっと手を出すのが生協」 前期剰余金44%減

20180613コープこうべ総代会

 コープこうべが13日開催した通常総代会では、2018年3月期の決算や19年3月期の予算案などを承認した。山口一史理事長はあいさつし、「組合員の意見を聞くと、従来は事業のオペレーションについての意見が大半だったのが、ここ数年で高齢社会に対する心配や、子育て世代の若夫婦が孤立しているのではないか、といった地域に関する声が急速に増えた」と話した。そのうえで「困った人がいるときにそっと手を出すのが生協ではないか」と話し、小売り事業やサービスにとどまらない生協の活動範囲の拡大に意欲を見せた。

 来賓としてあいさつした久元喜造神戸市長は、高齢者の見守り活動や、食品ロス削減をめざす「フードドライブ」など、コープこうべと共同で進める事業に触れたほか、神戸市では子育て世代の支援を目的に保育士の確保に取り組んでいると言及。そのうえで「企業主導型保育所(の開設)を、コープこうべでもご検討いただければ」と提案した。

 質疑では、出席した総代から、ネット通販などが普及する中で「週に1度しか宅配がないのは時代に取り残されている思い」といった意見や、「安全面で安心感があり、気に入った商品が店舗にはあるのに、宅配では取り扱われないケースが多い」との声が出ていた。一方、「関西電力や大阪ガスが電力小売り価格を値下げする中で、コープこうべの電力事業があおりを食うのでは」「電子決済などへの対応は」との質問する総代もいた。

 コープこうべが発表した2018年3月期の連結決算は、小売り部門の売上高に相当する供給高が前の期比1%増の2555億円、純利益に相当する当期剰余金が44%減の10億円だった。電力小売り事業などへの新規参入で増収になったが、店舗改装費用の増加などが響いた。

 19年3月期の単独予算では、当期剰余金が17%増の8億6700万円、供給高は1%増の2442億円を見込む。

 総代会は株式会社の株主総会に相当する。神戸市中央区のホテルで開催。午後0時半ごろに始まり、午後3時ごろに終了した。総代総数938人のうち、書面議決や委任状の提出なども含めて916人が出席。出席率は97.7%だった。

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