兵機海運が急伸 史上初の米朝首脳会談控え関心、個人の短期売買とも

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 11日午前の東京株式市場では兵機海運(9362)が急伸。前引けは前日比291円(13.96%)高の2376円と、東証2部の値上がり率ランキングで首位に立った。一時は2472円まで上昇し、2017年10月1日付で実施した株式併合後の高値を更新した。史上初めての米朝首脳会談を12日に控え、関連銘柄として買いを集めたとみられる。同社は過去に、子会社を通じて日本と北朝鮮の間で不定期船を運航していた。

 もっとも北朝鮮との不定期船を運行する子会社は09年に解散。仮に米朝首脳会談で北朝鮮への国際的な経済制裁が緩和する方向が打ち出されたとしても、兵機海運が恩恵を受けるかは微妙だ。このため買いの多くは思惑的とみられ、長続きすると想定しにくい。主要7カ国(G7)で米国の孤立が浮き彫りになったカナダでの首脳会談(シャルルボワ・サミット)を受けた米株式相場の反応も見極めようと大型株を手がけにくい情勢で、短期の値幅取りと割り切った買いを集めやすい面もある。

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