日本イーライリリー、新本社が「働き方改革」も後押し 意思決定の迅速化も

20190530イーライリリー新本社

 日本イーライリリーが7日に実施した新本社ビル(写真=日本イーライリリー提供)への引っ越しは、同社内での多様な働き方への対応も後押ししている。新たなオフィス空間の使い方によって、部署や部門を超えた意思疎通がしやすくなったほか、意思決定が迅速化するケースも出てきたという。引っ越しと同時に勤務時間に関する制度を変更したこととの相乗効果もあり、同社では新築した新本社が従業員の間でおおむね高い評価を得たとみている。

 日本イーライリリーの新本社ビルは神戸市中央区磯上通5で、3月31日に完成した。地上10階建ての事務所・駐車場複合型ビルだ。同社の本社に使用することを前提に建隆マネジメント(神戸市中央区)が建設し、日本イーライリリーが賃借している。同社は従来の本社が手狭になったことなどから2016年3月に移転を発表。延べ床面積は約2万2900平方メートルと、従来の本社に比べて約3割増えた。

 新本社では固定席を設けないフリーアドレス制を全面的に採用した。部署を超えて、その日に仕事で関わりの多い同僚と席を並べることができ、生産性が向上したとの声が出ている。さらに役員の個室を廃止したことから、結論までに1分もかからないような「ちょっとした相談を、間合いを見計らってしやすくなったことで意思決定のスピードも上がった」(広報担当者)という。

 移転を機にフレックスタイムで勤務する従業員のコアタイムを廃止した。従来は午前10時〜午後3時をコアタイム(うち正午〜午後1時は昼休み)としていたが、1日の必要最低労働時間を4時間にして時間帯の指定をやめた。特に海外とやりとりする担当者などから好評で、生産性向上につながっているという。在宅勤務も理由を問わないこととし、可能な日数の上限も廃止。より主体的で柔軟な働き方に対応する「働き方改革」で、多様な人材の確保をねらう。

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