アシックス、次世代の短距離走向けシューズ開発 底面にスパイクピンなし
- 2018/05/29
- 22:34
アシックスは29日、スパイクピンを使わない次世代の短距離走向けシューズを開発したと発表した。シューズ底面に炭素繊維素材をベースにした立体構造を取り入れ、線状の接地面で推進力を得る。接地面が点状になるスパイクピンよりも強い推進力を得られることから、より速く走れるようになるという。試作品(写真=アシックスの発表資料より)も公開した。
新たなシューズは「スパイクピンが地面に刺さる感覚がある」との選手の声がきっかけになり、2015年夏に開発に着手。スパイクピンが地面をとらえる時間と推進力の関係を検証を繰り返すなど、アシックススポーツ工学研究所(神戸市西区)での研究開発を進めるうち、スパイクピンを使わないという短距離走向けシューズの概念をくつがえす発想にたどりついた。
靴底の形状は特許を取得した。さらにスパイクピンを使わないため、シューズを一段と軽量化することもできる。靴底の硬さを部位ごとに変えることもできるようになり、設計の自由度が高まった。今後は2020年の東京五輪に向けて選手らにシューズを提供するなどで、完成度を高めるとみられる。アシックスは、現時点で一般販売や量産化などの計画は示していない。
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