トリドールが急落 前期の一転減益で採算悪化の懸念

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 16日の東京株式市場ではトリドール(3397)が急落した。終値は前日比390円(10.25%)安の3415円になった。一時は3260円と、2月16日以来3カ月ぶりの安値に沈んだ。前日に発表した2018年の連結決算(国際会計基準)では、営業利益が前の期比11%減の76億円だった。同社が示していた予想(3%増の88億円)を下回り、一転の減益に失望感から売りが膨らんだようだ。

 営業減益になったことで採算悪化への懸念が浮上したという。今期は増益見通しだが、積極的に海外展開を進める中で設備投資など支出が先行し、予想通り利益が確保できないことへの警戒感にもつながったようだ。もっとも下値では押し目買いが入り、売り一巡後は下げ渋った。株価の下落でPER(株価収益率)は20倍近辺まで低下しており、割高感は後退したとの指摘も聞かれた。

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