ケンコーマヨの前期、純利益微増28億円 社外取締役など退職金廃止

20180515ケンコーマヨ決算グラフ

 ケンコーマヨネーズが15日に発表した連結決算は、純利益が前の期に比べ微増の28億円だった。サラダ・総菜類などが引き続き好調で増収でだったが、税金費用の増加などが重荷になった。天候不順で野菜の価格は大幅に上昇したが、他の材料の値下がりで補った。

 売上高は3%増の727億円、営業利益は5%増の41億円だった。サラダ・惣菜類、タマゴ加工品、マヨネーズ・ドレッシング類が、いずれも順調。特に厚焼き卵や和総菜がコンビニエンスストア向けに堅調だった。ファストフード向けも復調した。

 19年3月期の連結純利益は前期比微増の28億円と、今期並みになる見通し。年間配当金は前期据え置きの37円(うち中間18円)を予定する。

 同時に、同社は社外取締役と監査役への退職慰労金制度を廃止すると発表した。後払い的要素が強い退職金を廃止し、社外取締役と監査役の中立性を高めるのがねらいとしている。6月29日に開催する定時株主総会で正式決定する。現在任期中で該当する役員には、制度廃止日までの分の退職金を、退任時に支払う。

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