神戸天然物化の今期、税引き益2%増 社長に宮内専務が昇格

20180514神戸天然物化決算グラフ

 神戸天然物化学は14日、2019年3月期の単独税引き利益が前期比2%増の9億2000万円になりそうだと発表した。化学品の量産受託が引き続き伸びる半面、業容拡大に伴う人員増や設備投資による減価償却費の増加が見込まれるという。売上高は2%増の64億円、営業利益は6%増の13億円になる見通しだ。年間配当は前期据え置きの25円を予定する。

 18年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比86%増の9億円だった。機能材料事業部門では量産品の製造受託が増加。医薬事業部門では医薬原薬の販売が好調だった。売上高は32%増の63億円、営業利益は72%増の12億円になった。3月15日に東証マザーズに上場して以来、初めての決算発表になった。

 同時に、宮内仁志専務(63)が6月27日付で社長に昇格する人事を発表した。広瀬克利社長(76)は代表権のある会長に就く。「経営体制の一層の強化・充実を図るため」としている。

 宮内仁志(みやうち・ひとし)氏 1973年4月に日本テルペン化学入社。1985年1月に神戸天然物化学の設立に参加、取締役に就任。88年常務、99年専務。

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