トーカロの今期、純利益12%増の見通し 3期連続最高益に

20180510トーカロ決算グラフ

 トーカロは10日、2019年3月期の連結純利益が前期比12%増の54億円になりそうだと発表した。3期連続で過去最高益を更新する見通しだ。主力の溶射加工で、前期に続いて半導体・平面ディスプレー(FDP)分野向けの受注が好調という。年間配当金は30円(うち中間15円)を予定。前期中に実施した株式分割前に換算すると120円になる計算で、前期の同105円に比べて実質増配する計画だ。

 売上高は14%増の390億円、営業利益は11%増の79億円を見込む。半導体・FDP向けが順調な背景には、スマートフォンやデータセンター向けのメモリー需要が増えているのに加え、中国・韓国のディスプレー市場で設備投資の需要が続いていることがあるという。切削工具向けや自動車用金型向けなど、国内子会社も、総じて引き続き順調とみる。

 同時に発表した18年3月期の連結決算は、純利益が前の期に比べて19%増の48億円だった。期末配当金は従来予定の15円と、従来予定の13円75銭から積み増した。主力の溶射加工が半導体向けなどで好調。売上高は前の期比18%増の341億円、営業利益は26%増の71億円だった。

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