兵庫県が6年ぶりに30年債を起債 20年債(定時償還)も条件決定

 兵庫県は18日、30年物と定時償還条項が付いた20年物の公募地方債2銘柄の発行条件を決めた。兵庫県が満期一括返済の30年債を起債するのは2010年5月以来6年ぶり。日銀の国債買い入れになどを背景に国債の需給がひっ迫するなか、機関投資家が国債以外の債券でも相対的に信用力が高い公募地方債を積極的に購入しているという。良好な発行環境を生かして長い年限の起債に踏み切ったとみられる。2銘柄とも発行額は100億円で、11月30日に発行する。

 30年債「兵庫県第3回30年公募公債」の表面利率は0.690%、発行価格は100円で、応募者利回りは0.690%に決まった。30年物国債52回債に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.130%だった。主幹事は大和証券、野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の3社が務めた。午前9時43分に販売を開始し、9時45分に主幹事が完売を確認して均一価格リリースを宣言した。

 一方、定時償還条項の付いた20年債「兵庫県第3回20年公募公債(定時償還)」の表面利率は0.300%、発行価格は100円で、応募者利回りは0.300%になった。平均年限である10.75年のスワップ金利の気配中値に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.100%だった。主幹事は野村証券、大和証券、東海東京証券、SMBC日興証券の4社が務めた。午前9時44分に販売を開始し、9時46分に主幹事が完売を確認して均一価格リリースを宣言した。

 前回の定時償還条項が付いた20年債は6月に発行。このときの発行額は150億円で今回よりもは高額は大きかったが、スプレッドは今回と同じ0.100%だった。足元で長期金利がやや上昇傾向にあり、前日の20年物国債入札が不調だった影響も多少は受けた可能性があるとみられる。

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