神戸製鋼、神鋼不動産株75%を売却 特別利益300億円を今期に計上

 神戸製鋼所は27日、完全子会社でマンション開発などを手掛ける神鋼不動産の株式75%を7月1日付で売却すると発表した。神鋼不動産株の70%を東京センチュリーに、5%を日本土地建物(東京都千代田区)にそれぞれ売却する。神戸製鋼は同日開催した取締役会で売却を決め、両社と売却の契約を結んだ。売却に伴い特別利益300億円を2019年4〜9月期の連結決算に計上。27日に開示する予定である2019年3月期の連結業績予想に織り込む。

 株式の売却は、不動産事業での東京センチュリー、日本土地建物との提携関係の構築が目的としている。神戸製鋼は2021年3月期を最終年度とする現在の中期経営計画に素材系・機械系・電力を経営の3本柱に据えることを決めた。中核事業からはずれる不動産事業への関与を弱めることで、経営資源を3本柱に集中するねらいがあるとみられる。

 株式75%(4万3253株)の売却額は約740億円としているが、このうち連結業績には300億円、単独業績に350億円をそれぞれ特別利益として計上する計画だ。

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