川重の燃料電池車向け「減圧弁」、ベンツの新型車が採用

 川崎重工業は23日、独ダイムラー向けに燃料電池車向けの部品「高圧水素減圧弁」(写真=川重のプレスリリースより)を開発し、同社の新型車であるメルセデス・ベンツ「GLC F-CELL」に採用されたと発表した。高圧水素減圧弁は、水素タンクから供給される約700気圧ときわめて高圧な水素ガスを、燃料電池で発電に使える圧力近くまで減圧する。世界的にも地名度の高い乗用車に採用されたことで、川重の燃料電池車に対する取り組みにも弾みが付きそうだ。

20180423川重高圧水素減圧弁

 ダイムラーの子会社であるニューセルシスと共同開発。川重が油圧機器で得た流体制御技術と、ニューセルシスの燃料電池システムに関するノウハウを持ち寄った。水素ガスを効率的に減圧し、発電時に水素ガスの圧力を安定させることで、燃料電池車の航続距離の伸ばすことに寄与する。加えて20年相当の耐久性試験を通過し、高い信頼性も獲得したという。

 「GLC F-CELL」は主力の多目的スポーツ車(SUV)のGLCをベースにした燃料電池車。燃料である水素を約3分で充てんすることができ、航続距離は約500キロメートル。水素は床下に搭載した2本のタンクから取り出し、燃料電池が発電して動力になる。家庭用電源からも充電できるようにしたのが特徴という。

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