和田興産取締役「北摂地域でワコーレの知名度を高めたい」 決算説明会

 和田興産が20日に神戸市中央区の同社本社で開いた決算説明会で、総合企画部長の溝本俊哉取締役は「北摂地域で(同社マンションのブランドである)ワコーレの知名度を高めたい」と述べた。同社は、大阪府内で3カ所目の常設モデルルーム「ワコーレ千里マンションパビリオン」(大阪府豊中市)が完成したと同日発表。マンションの市場が大きい大阪府の豊中市や吹田市などに事業エリアを拡大し、中長期的な収益拡大につなげる。

20180420和田興産の決算説明会

 同社は創業以来、神戸市内や阪神間などで事業を展開してきたが、2014年に完成した阪急豊中駅前の分譲マンションを最初に北摂地域への展開を開始。今月下旬には吹田市で初の分譲マンションを発売する予定だ。競争の激しい地域だけに、「知名度は重要」(溝本氏)という。従来の事業エリアと同様、比較的狭いエリアでマンションを多く供給すると同時に、常設モデルルームによって地域へのブランド浸透をねらう。

 19年2月期の単独税引き利益は前期比7%増の17億円になる見通し。主力の分譲マンションは引き渡し戸数、販売価格がともに伸びると見込む。一方で販促費は増加するが、資金調達費用は前期並みにおさまるとみている。(写真は決算説明会で話す溝本俊哉取締役)

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