川重、熟練技術者並み品質の細胞自動培養システム 再生医療向けなど販売

20180325川重の細胞自動培養システム

 川崎重工業は、熟練した技術者が手作業で培養した細胞と同等以上の品質になる細胞自動培養システム「AUTO CULTURE」(写真=川重の発表資料より)を開発したと発表した。同社が持つクリーンルーム向けのロボット技術や、プラントの設計・建設技術などを活用し、細胞の培養工程を一貫して自動化。低コストで多くの細胞を培養できるようにした。再生医療の事業化をめざす企業などに販売をめざす。

 培養作業の自動化によって、培養コストの低下に加えて安全性が向上。生産量の変動にも対応しやすくなる。複数のフラスコを同時に取り扱えるようにすることで、従来品に比べ生産性が改善。汚染防止や取り違えの防止への対策も強化した。細胞の培養に適した環境を維持する「インキュベーター」や、試薬用の保管庫もシステムに組み込めることで、臨床試験(治験)から事業化まで用途が広がる。

 培養容器に付着して増殖する「接着系細胞」が対象。システム本体は幅4.2メートル、奥行き2.6メートル、高さ2.4メートル。インキュベーター・試験用保管ユニットは幅0.9メートル、奥行き0.9メートル、高さ1.9メートル。川重は2004年度に細胞自動培養システムの開発に着手。創薬研究向けや再生医療向けに実証機を含め約10台を納入した実績がある。

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