久元神戸市長「本命はポートライナー8両編成化」 市内交通の輸送力強化で

20180323久元神戸市長定例会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は22日の定例記者会見で、山陽新幹線の新神戸駅や神戸空港といった長距離交通の拠点を結ぶ同市内の都市交通について「やはり本命は、少し時間はかかるがポートライナーの8両(編成)化」と述べ、混雑が慢性化しているポートライナーを2両増結する輸送力強化に前向きな姿勢を見せた。一方で4月から、新神戸駅と神戸空港の直通バスを運転するが、当面の混雑対策として「現実的な選択だと考えた」と説明した。

 ポートライナーを巡っては同日、座席の一部を跳ね上げ式にして定員を増やす改造車両を4月から順次投入すると発表。1編成あたり300人の定員が330人に増加する。2019年5月までに14編成の改造を済ませる計画で、平日朝8時台には約620人分の輸送力増強が見込めるという。

 三宮と神戸空港の間の所要時間は短縮できるか、との記者の質問には「まだ検討していない」と答え、混雑緩和が当面の課題であるとの認識を改めて示した。ただ「できるならば空港に向かう便はスピードアップできないか、今後は検討していきたい」と話した。

 さらに久元氏は、新港東ふ頭と人口島ポートアイランドを結ぶ神戸港港島トンネルを新神戸方向に延伸して神戸空港方面への交通を円滑にすることも、18年度から検討する方針を示した。

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