医療・スポーツ・生活文化など産業集積に厚み 2030年の「神戸経済ビジョン」

20180306神戸経済ビジョン2030

 神戸商工会議所は6日、同会議所が前日付でまとめた神戸経済の将来像「神戸経済ビジョン」をホームページで公開した。ポートアイランド(神戸市中央区)の神戸医療産業都市に集積が進む「健康・医療」に加え、おおむね2030年を目標に「ものづくり」「観光・コンベンション」「スポーツ」「生活文化」「海事」など多様な分野の産業集積に厚みを出す。山陽新幹線の新神戸駅と神戸空港を結ぶ南北の交通機関の整備が、都市基盤の強化につながると位置付けた。

 神戸市が都心・三宮地区の再開発を主導するなど今後、都市基盤の整備が進む計画だ。さらに阪神高速湾岸線の六甲アイランド以西で整備が始まるほか、神戸空港の運営権売却による大阪国際(伊丹)空港、関西国際空港との一体運営で神戸空港の発着便数増や国際線就航などへの可能性が浮上した。この機をとらえて神戸への企業誘致を強化し、ビジネスの拠点としての神戸の国際的地位を高めたい考えだ。特にアジアを含む海外企業の誘致に力を入れる。

 神商は、海と山が近くにある都市景観に加え、都心部がコンパクトにまとまった快適さが神戸の強みになると分析。一方で、陸上・海上・航空の交通機関が切れ目なくつながれば、より強みを発揮できると指摘した。そのためには、長距離鉄道である新幹線の新神戸駅と、神戸空港の間をスムーズに移動できるようにする必要があると主張している。

 神戸経済ビジョンをまとめたのは、神戸経済全体のあるべき姿を示すことを通じ、経済界を代表する都市政策や産業政策への提言活動で、商工会議所として影響力を高めるのがねらいという。神商単独の行動計画とは異なり、会議所内外の関係者と神戸経済ビジョンを広く共有し、将来の実現を目指す考えだ。(図は産業集積のイメージ=神商の公開資料より)

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