家次神商会頭、米大統領にトランプ氏「現実的な政策望む」 TPP衆院通過を歓迎

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は9日付で、米大統領選に共和党候補のトランプ氏が当選したことについて「選挙戦ではトランプ氏の過激な政策が注目されたが、ビジネスに与える影響も大きく、世界情勢の実態を踏まえた現実的な政策を望む」とのコメントを発表した。7日に就任した神商会頭として初のコメントで、神商はホームページを通じて10日に公表した。

 政策の内容については「保護主義的な内向き志向ではなく」「米国が世界の自由貿易の牽(けん)引役となることを強く希望する」と注文をつけた。一方で、米大統領選の開票が進むと同時に株式相場や外国為替相場が乱高下したこともあり「当面は世界的な金融市場の動向を注視していきたい」とも強調した。

 環太平洋経済連携協定(TPP)承認案・関連法案が衆院を通過したことについては、10日付のコメントで「国会承認に向けて大きく前進したことを評価する」と歓迎する意向を表明した。さらに「アジア太平洋地域での経済的な繁栄が、米国にとって重要であるとの認識に立ち、トランプ新大統領が現実的な判断をされることを強く望む」と改めて強調し、トランプ氏に反TPPの姿勢からの翻意を求めた。
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