カルナバイオは12%下落、みなと銀や神戸製鋼も大幅安 9日の東京株式市場

 9日の東京株式市場では相場全体の大幅安を受け、神戸市に本社を置く会社の株価も大幅安が相次いだ。カルナバイオサイエンスの同日終値は前日比231円安の1657円で、下落率が12.2%と拡大。神戸市に本社をおく上場企業50社では最も下落率が大きかった。みなと銀行は8.3%下落、アシックスは7.1%下落、神戸製鋼所は6.5%下落と主要企業の株価も下げがきつかった。日経平均株価は5.4%下落したが、これを上回る下落率になる銘柄も多かった。

 この日は神戸市に本社を置く上場企業50社のうち、42社の株価が下落した。米大統領選の開票で、経済政策に不透明感が大きいとされる共和党候補のドナルド・トランプ氏が当選する確率が高まったと伝わり、投資家がリスク回避のために株式を売る動きが広がった影響を受けた。外国為替市場で円相場が一時1ドル=101円台に急上昇したことで、輸出が多い川崎重工業やシスメックスの株価も終値時点でそろって4%超の下げになった。

 上昇したのは三ツ星ベルトとノエビアホールディングスの2社のみ。三ツ星ベルトは前日に2017年3月期の収益予想を上方修正。ノエビアは同じく前日に、2017年9月期は連結純利益が15%増の58億円になると今期の増益見通しを発表していた。
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