上組の4〜12月期、純利益12%増の139億円 コンテナと穀物の取り扱い増

20180209上組決算グラフ

 上組が9日発表した2017年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%増の139億円だった。神戸港を中心に主要港でコンテナ取扱個数が増加した恩恵を受けた。同社によるコンテナと穀物の取り扱いも増加した。投資有価証券売却益6億8900万円を特別利益に計上したことも寄与した。

 営業収益は7%増の1965億円、営業利益は3%増の176億円になった。国内物流事業の営業利益は4%増の163億円、国際物流事業はプロジェクト輸送や航空貨物が伸びて67%増の11億円、その他の事業は賃貸用不動産の新規取得などで79%減の1億2900万円だった。

 18年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比6%増の174億円を見込む。期末配当は21円と、従来予定の14円から大幅に積み増す。

 同時に、自社で保有する株式278万6000株を28日付で消却すると発表した。現在の発行済み株式数の2.03%に相当する。消却後の発行済み株式数は1億3438万6837株になる。

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