三宮再開発 花時計は移設も、神戸市役所2号館の建て替え基本構想

 神戸市は7日、老朽化が目立つ神戸市役所2号館の建て替えについて、高層化して1号館と同程度の床面積を確保することなどを盛り込んだ基本構想を公表した。新2号館は市役所本庁舎としての機能に加え、神戸文化ホール中ホールが移転することが決まっている。都心部の回遊性を高める三宮再開発の一環とも位置付け、現在の2号館完成と同時に設置した「こうべ花時計」などは移設も検討する。(写真は阪神淡路大震災で被災直後の神戸市役所2号館=神戸市の発表資料より)

20180208被災直後の神戸市役所2号館

 ホームページ上で公開した同基本構想について、神戸市は8日から3月7日まで意見公募(パブリック・コメント)を実施する。1957年に完成し、95年の阪神淡路大震災で大きく損壊したことから、9階建てを5階建てに減築して現在の姿になった。完成から60年が経過して、耐震性の面などからも早期の建て替えが必要になっている。三宮再開発が同庁舎の建て替えに背中を押した形だ。

 神戸市役所は三宮都心部と旧居留地のちょうど結節点に立地する。このため市役所本庁舎の機能に加えて、都市のにぎわいを創出するための施設も盛り込むのが基本構想の柱だ。予定している床面積およそ5万平方メートルのうち、本庁舎の機能は1万5000平方メートル程度にとどめ、それ以外を「にぎわい施設」に充てる。その一環で神戸文化ホールの中ホールと同等規模である700〜900席規模のホールを整備する。

 1階には中庭か広場のようなスペースも設け、歩行者がフラワーロードと一体的に通行できるようにして、海沿いの施設や旧居留地などに人の流れができやすくすることなどもねらう。このほか現時点では具体的でないが、文化交流などに使える情報発信スペースも設置する。

20180208空間構成イメージ図

 建物の高さや構成、構造などの詳細は今後検討する(空間構成イメージ図=神戸市の発表資料より)。だが都心部の回遊性向上などの観点から、2号館の建て替えは市役所の敷地全体を見直す機会になるという。このため「こうべ花時計」や、姉妹都市であるシアトル市から寄贈されたトーテムポールの記念碑などは、東遊園地などへの移設も視野にあるようだ。

 現時点の計画では基本構想の決定後、2018年度内にも基本計画を策定。19〜21年に事業手法や実施方針を決定し、整備事業者の選定まで進める。着工は22年度以降になるようだ。意見を提出する場合の書式は自由。郵送、ファックス、電子メール、持参のいずれでも受け付ける。

▽関連記事
三宮再開発、神戸文化ホールは新バスターミナルに 神戸市施設の移転先で方針(2017/11/21)

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告(ぜひクリックを)

神戸経済ニュース Twitter

神戸経済ニュースについて

kobekeizai

Author:kobekeizai
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告(ぜひクリックを)

天気予報