有馬温泉で入初式 「2020年に向け有馬温泉を世界に売り出したい」

20180102有馬温泉湯もみ

 日本三名泉の1つとされる有馬温泉(神戸市北区)では2日、「有馬温泉入初式(いりぞめしき)」を開催した。有馬温泉を発見したと神話に伝わる神や、再興した恩人とされる奈良時代や平安時代の僧の恩に報いる儀式を通じて、今年1年の温泉の安全と繁栄を祈った。

 入初式は毎年1月2日に開催する年中行事。温泉寺(神戸市北区)から儀典の衣装を着た行列が、会場である有馬小学校まで練り歩いた。神事と仏事の両方にわたるのが特徴で、さらに芸妓らによる「湯もみ」(写真)や「はらい行事」などを伝統に従って披露する。有馬小学校のプールの表面が凍る寒さの中、多くの関係者や観光客が集まった。

 儀式の終了後にあいさつした有馬温泉観光協会の金井啓修会長は、京都や大阪との直通バスの増便によって有馬温泉への訪問者が年間20万人増える見通しを説明。有馬が誇る歴史を積極的にPRに活用する方針なども示した。金井氏は「(東京五輪の開催で訪日客が一段と増えるとみられる)2020年に向け、有馬温泉を世界に売り出したい」と意欲を語った。

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