家次神商会頭、事業承継「いかにノウハウ受け継ぐ教育するかが大事」

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は1日に放送したテレビ番組で、次世代の人材育成について触れ、企業の経営層では「団塊の世代がそろそろ次の世代にシフトする時代になっている」と指摘。そのうえで「若い人たちに、いろいろなノウハウをどういう形で受け継いでもらうか、そういう教育をしていけるかということが大事」と述べ、スムーズな世代交代が多くの企業で当面の課題になるとの見通しを示した。

 家次氏は「経営者レベルだけでなく、たとえば部長層だとか、課長層だとか、係長層もすべて、自分の後継者をどう育てるのかというのが非常に大事になっている」と指摘。20周年を迎える神戸医療産業都市やスーパーコンピューター「京」などで神戸に集う専門家から、中小企業が知識を吸収することも必要と強調。このほか企業間で「切磋琢磨することも大事だと思っている」と話した。

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