シスメックス、京都のバイオベンチャーに出資 iPS細胞から血小板製剤を開発

 シスメックスは医療ベンチャーのメガカリオン(京都市下京区、三輪玄二郎社長)に出資すると発表した。メガカリオンが実施する32億円の第三者割当増資のうち一部を引き受ける。詳しい出資額は明らかにしていない。メガカリオンは調達した資金でiPS細胞に由来する血小板製剤の臨床試験を日本と米国で実施。さらに同製剤を商業用に大量生産するための設備を開発する計画だ。

 血小板製剤の原料になる血液は現在、すべて輸血に頼っているため需給調整が難しい。また血小板輸血を繰り返し受けた患者の中には、他人の血小板を異物とみて輸血効果が失われるケースもある。これを解決する手段としてiPS細胞に由来する血小板製剤への期待は大きい。メガカリオンは8月に日産化学工業、川澄化学工業などと共同でiPS細胞に由来する血小板製剤の製造方法を確立したと発表していた。

 シスメックスはメガカリオンと、iPS細胞由来血小板の分析技術の確率に向け共同で検討してきた。今回の出資でシスメックスは、メガカリオンとの協力体制をさらに強化。品質管理などに関わる検査法の開発し、iPS細胞に由来する血小板製剤の商業化を後押しする。

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