増田粉、日東富士によるTOBが成立 上場廃止へ

 日東富士製粉が11月13日から12月25日まで実施した、増田製粉所に対する株式公開買付(TOB)が成立した。TOBには日東富士が予定した買付株数の下限(32万7800株)を上回る56万886株の応募があった。日東富士は応募があった全株式を買い付け、29日付で増田粉株の92.29%を保有する親会社になる。

 日東富士はこれまでも、増田粉株の30.72%を保有する筆頭株主だった。今回のTOBで増田粉株は連結子会社になる。加えて市場で流通する株式数が著しく減少することから、増田粉は東京証券取引所を上場廃止になる見込み。東証は日東富士がTOBを発表した11月10日付で、増田粉を監理銘柄(確認中)に指定していた。

 日東富士は1株4805円でTOBを実施。日東富士に次いで第2位の株主だった神明(神戸市中央区)も保有していた14.73%の全部をTOBに応募した。

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増田粉、日東富士が完全子会社化で上場廃止へ 4805円でTOB (2017/11/11)

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