川重、2017年進水の船舶は5隻 神戸では2隻が進水

 川崎重工業は27日、同社が建造して2017年に進水させた船舶は昨年よりも1隻少ない5隻だったと発表した。このうち神戸工場(神戸市中央区)での進水は2隻、坂出工場(香川県坂出市)が3隻だった。

 船種別ではLNG(液化プロパンガス)運搬船が3隻だった。残る2隻は神戸工場で建造した潜水艦とみられる。円相場の下落による価格競争力の向上をきっかけに、13〜14年ごろ受注した船舶の進水は一巡した。

 川重は3月に造船事業を大幅に縮小する方針を発表。神戸工場では商船も建造していたが潜水艦中心にシフトし、坂出工場のドックを削減する。商船の建造は中国のドックに軸足を置く。

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