井本商運の新造船「しげのぶ」が神戸初入港 京浜・中京航路に就航
- 2017/12/21
- 23:42
コンテナ国内輸送大手の井本商運(神戸市中央区)は21日、新造船「しげのぶ」(写真上=神戸港振興協会のフェイスブックページより)が神戸港に初入港したと発表した。しげのぶの最大の特徴は世界初の「ゲートラダー」。2枚のかじをプロペラの真横に取り付けた(写真下=井本商運の発表資料より)。推進力を無駄なく使うことができ、燃費性能が向上した。コンテナ416個積み(20フィートコンテナ換算)で、京浜・中京航路に就航する。
通常のかじはプロペラの後方に取り付けるため、推進力の抵抗になっていた。ゲートラダーの導入で、これが軽減され、燃費の改善につながった。2枚のかじを個別に制御できることから、低速時にはプロペラの水流を変化させることもできる。離着岸の性能が大幅に向上したのも特徴だ。冷凍コンテナを最大82本積載できるほか、危険物運送船適合証も取得した。
新港第1突堤に着岸して実施した初入港の式典では神戸市みなと総局の丸本博みなと振興部海務課長があいさつ。記念のたてを船長に手渡して、初入港を歓迎した。このほかマリンメイトの女性から花束や、記念品である神戸ワインなどを乗組員に贈った。
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