川重と大林組、ポーアイに水素発電施設が完成 世界初の市街地電力供給へ

 川崎重工業と大林組は神戸市中央区の人工島ポートアイランドで、市街地への電力供給を目的とした水素を燃料とする発電施設を10日に完成させたと発表した。両社は今後、安定性などを検証したうえで、2018年2月上旬に神戸市立中央市民病院などへの電力と発電時に発生する熱の供給で、実証実験を始める。水素で発電した電力を市街地に供給するのは世界で初めて。

20171211川重と大林組の水素熱電併給

 川重と大林組が完成させたのは1メガワット級の発電設備「水素コジェネレーションシステム(水素CGS)」の実証発電設備。水素だけを燃料にすることも、水素と天然ガスを混合して燃料にすることもできる。燃焼の安定性を確認し、施設への供給を通じてエネルギーの最適制御システム(EMS)に関する運用ノウハウなどを得るのが実証実験の狙いだ。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として実施する。発電施設は神戸市のクリーンセンター(ごみ焼却場)跡地に建設した。電力の供給先は神戸市立中央市民病院のほか、ポートアイランドスポーツセンター、神戸国際展示場、中央水環境センターポートアイランド処理場(下水処理場)。このうち市民病院とスポーツセンターには熱も併せて供給する(図=川重などの発表資料より)。

 川重は同事業のほか、神戸市や岩谷産業と共同で神戸空港島(神戸市中央区)に水素の輸入拠点を建設するプロジェクトなども進めている。

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首相、神戸市内での水素電力供給など言及 施政方針演説(2017/01/22)

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