兵庫県、「性能表示」で中古住宅の売買を促進 耐久性や耐震など

20171205ひょうごあんしん既存住宅マーク

 兵庫県は4日、専門家による住宅診断(インスペクション)の結果を表示して中古の戸建て住宅の売買を促進する「ひょうごあんしん既存住宅表示制度」を同日から開始したと発表した。中古住宅に性能に関する買い手の不安をなくし、空き家も含めた中古住宅の売買を活性化するのがねらい。

 主要な構造部材の耐久性、給排水管の基本性能、耐震性など「ひょうごインスペクション」の基準に適合した住宅には、検査から1年間はマーク(図=兵庫県の発表資料より)を表示することができ、広告にも使える。戸建て住宅の売り手が表示を申請することを想定する。

 兵庫県の井戸敏三知事は同日の定例記者会見で、性能表示によって空き家などを「流通市場に上げて、使われない住宅の有効活用を図りたい」と同制度の趣旨を説明した。制度は、県内の市町や関係団体で今年5月に設立した「ひょうご住まいづくり協議会」が運営する。

 兵庫県は同時に、ひょうごインスペクションの住宅診断を担当する企業や団体の募集も始めた。

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