川重、ロボットが「継承者」に 熟練技術者の動き再現

 川崎重工業は29日、熟練技術者の動きを再現する新たなロボットシステム「サクセサー」(写真=川重の発表資料より)を2019年に発売すると発表した。川重がこれまでに販売した多くのロボットに使える遠隔操縦機能を含んだシステム。熟練技術者が遠隔装置で操作した動きをロボットが記憶し、再現することができる。まず18年内には発売を控えて同社の西神戸工場(神戸市西区)でロボット製造ラインに導入する。

20171129川重サクセサー

 同じ動作でも毎回少しずつ動きが異なり、熟練技術者の勘が必要な作業でも、技術者が何回も操作することでAI(人工知能)が学習し、やがて自動運転に切り替えることができるようになる。従来は自動化に大規模な設備投資が必要とみられていた工場や、多品種少量生産の現場といった、これまでロボットを投入しにくかった分野でもロボットを使えるようになりそうだ。

 製品名の「サクセサー」は英語で、継承者や後継者といった意味。人手不足の中小工場では作業者の負担軽減にもなると見込む。さらに熟練技術者がロボットに記憶させた動きについて、触覚や力覚、視覚、聴覚などを再現できることから、ロボットを介して熟練技術者の感覚を次世代の技術者に伝えるのにも使えるという。

 川重は同日から始まった東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった「2017国際ロボット展」で記者会見して発表。同システムを初公開した。

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