三宮再開発、来年中にも三宮交差点で車線減の実験へ 「えきまち空間」基本計画

 神戸市は27日に開いた都心三宮再整備推進会議で、「えき≈まち空間」の基本計画案と新バスターミナルの基本計画案を示した。「えき≈まち空間」の基本計画案では、三宮交差点をほぼ歩行者専用に転換するために2018年内にも車線を減少させる社会実験を始め、歩道拡幅などに順次取り組むスケジュールを提示。JR三ノ宮駅の南東に建設するバスターミナルは2棟の高層ビルにする。

20171128三宮クロススクエア第2段階

 三宮交差点を歩行者専用に転換して作る広場「三宮クロススクエア」は3段階で整備。まず第1段階として東側に相当するJR三宮駅とそごう神戸店の間の道路で、車線減少の社会実験、車線減少などと徐々に車両を少なくして、車両通行止めにする。次に西側にあるJR神戸線の線路と商業施設「さんプラザ」の間の道路を車両通行止めにするところまでを第2段階(上の図=神戸市の資料より)とした。南北の自動車通行を止めるのを第3段階とし、ここまでに約30年を想定しているようだ。

 ただ計画案では第1段階のスタートを18年3月と特定したが、第2段階や第3段階のスタートを具体的には記載しなかった。かねて三宮再開発には「スピード感に欠ける」との指摘も出ていたため、第1段階が順調であれば、整備を加速させることなどを念頭に置いているとみられる。このほか建築物のデザインなどに統一感を持たせて景観を向上させることを目的に「景観デザインコード」を設定。45メートル以上の高層建築物は、高層部を道路から後退させることなども定める方針だ。

20171128バスターミナル構成

 一方、バスターミナル基本計画案は、同計画のアドバイザーを神戸市が募集した際に示したスケジュールを踏襲。中央区役所や複合ビル「サンパル」のある雲井通6丁目に整備する第1期は2025年ごろに使用を開始し、第2期は29年ごろの完成をめざす。完成すれば高層ビルが2棟並び、それぞれバスターミナル以外にオフィスビルやホテル、コンサートホール、商業施設などを入居させる(2番目の図=同)。バスターミナルは低層階が望ましいとし、1階または地下に設定する方向性を示した。

 神戸市は「えき≈まち空間」基本計画案について29日の都市計画審議会でも報告事項に掲げており、2015年に示した構想が一歩前進した形になった。周辺では神戸阪急ビルの建設工事が始まっているほか、18年3月にはJR三ノ宮駅の駅ビルの営業終了も控える。三宮クロススクエアの整備に向けた動きによって、三宮再開発は一段と具体化してきた。

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(訂正)記事を掲載した当初は、第4段落に「第1期は2022年ごろに使用を開始し、第2期は26年ごろの完成をめざす」とありましたが、誤りでしたので本文を修正しました。ご迷惑をおかけしました。

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