川重、19年3月期の営業利益770億円に目標引き下げ 1000億円から

 川崎重工業は21日に開いた事業説明会で、19年3月期の営業利益目標を770億円にすると発表した。同期を最終年度としていた中期経営計画で、これまで1000億円としていた目標を引き下げる。当初の想定よりも船舶や民間航空機の需要が遅れる見込みになったうえ、長らく原油価格が低迷したことでエネルギー関連の受注が後退したのを反映する。

20171121川重中計グラフ

 19年3月期末の受注高は1兆6300億円、この期の売上高は1兆6600億円を目標とした。これまでの目標は受注高、売上高ともに1兆7400億円だった。当初の目標よりも売上高は1〜2年、営業利益は2年の遅れになる見通し。一方で税引き前利益による投下資本利益率(ROIC)は8%を回復するが、当初の目標だった11%には届かない。

 21年3月期(20年度)に向けた事業の成長は、足元で伸びている精密機械・ロボットがけん引する見通し。鉄道車両やオートバイなどの交通・輸送分野のウエートも高まる。売上高は1兆8000億円を超え、営業利益が1000億円に到達するのが目標になる。これ以降は民間向け航空機部品や航空エンジンなどがけん引し、26年3月期には売上高2兆4000億円前後をめざすもようだ。

 引き続き事業分野別にもROICで8%を維持するよう管理。8%を下回る事業については8%確保のための改善策を経営会議で検討する。19年3月期の目標値でROICが8%を下回る事業分野は、全7分野のうち船舶海洋、車両(鉄道)、ガスタービン・機械の3分野だ。

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