10月の神戸港、輸出入総額は前年比19.4%増 輸入は同月比で過去最高

20171120貿易統計グラフ

 神戸税関が20日に発表した10月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年同月比19.4%増の7533億円と、9カ月連続で前年同月を上回った。輸出入とも大幅に増加したが、特に輸入が前年同月比28.6%増の2842億円と10月としては過去最高を記録した。国内外の景気回復で貿易が活発になったうえ、円相場の下落で円換算した金額が膨らんだ。

 品目別の輸入額では、「たばこ」が302億円と前年同月比3.2倍の過去最高。特にイタリアからの輸入が大幅に伸びた。「衣類および同付属品」が7.3%増の204億円、「非鉄金属」が72.0%増の121億円。医薬品は67.6%増の107億円と10月としては過去最高だった。地域別では、イタリアからのたばこが伸びたことで、欧州連合(EU)からの輸入が642億円と月間では過去最高になった。

 輸出額も14.4%増の4690億円と大きく伸びた。品目別では中国向けなどが伸びた「半導体製造装置」が2.9倍の120億円、米国向けが多い「電池」が50.1%増の144億円、「非鉄金属」は中国向けや米国向けが増えて39.9%増の133億円と、いずれも10月としては過去最高を記録した。

 月間の平均為替レートは1ドル=112円40銭と、前年同月の102円40銭に比べ10円ちょうど(8.9%=IMF方式)の円安・ドル高だった。

 輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は前年同期比2.2%減の1847億円だった。神戸港の輸出入総額が全国に占める割合(国内シェア)は5.8%と前月比で横ばい。

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