神鋼環境、ベトナムで浄水設備を受注 上水道向け給水

 神鋼環境ソリューションはベトナムで現地法人を通じて、上水道向けの浄水設備を受注したと発表した。ベトナム南部のロンアン省ニータンに建設する浄水場に納入する。河川から取水して飲料水を住宅地区や工業地区向けに給水。日本の浄水技術を投入し、都市化に伴う水源の水質悪化に対応する。受注額は発表していない。

 発注元はニータンの水道事業を運営するための特定目的会社であるDNPロンアン。上下水道用のパイプを製造販売するドンナイプラスチック(DNP)傘下の水供給部門であるDNPウォーターと、神鋼環境が6月に結んだ戦略的業務提携契約などもあり、今回の受注に結びついたという。

 今回の浄水設備には「生物接触ろ過(BCF)」「粉末活性炭」「開放式サイフォンろ過方式(OSF)」を取り入れる。前処理に取り入れたBCFで臭気や有機性汚濁物、窒素、マンガンなどを低コストで取り除く。メーンのろ過池のOSFでは電動弁を使わず、建設費と維持管理費を抑える。

 処理能力は1日あたり3万立方メートル。1日に6万立方メートルまで処理できるようにする計画だが、ひとまず第1期分を受注した。2018年6月に完成する予定だ。

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