【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」などの加盟店を展開するＧ－７ホールディングス（7508）は20日、岸本安正常務（62、写真＝同社提供）が社長に昇格する人事を発表した。６月下旬に開催予定の株主総会を機に就任する。金田達三会長兼社長ＣＥＯ（72）は、会長兼ＣＥＯとして引き続きＣＥＯ（最高経営責任者）を務める。金田氏と岸本氏は、ともに代表権を持つ。

　金田氏は19年６月の株主総会で社長を創業家出身の副社長（当時）に引き継いで会長になったが、引き継いだ社長が酒気帯び運転で逮捕されたのをきっかけに22年５月に辞任。このため会長の金田氏が急きょ、社長を兼務した経緯があった。金田から社長を引き継ぐことで、改めて岸本氏が後継者として対外的にも位置付けられた形になった。岸本氏は創業家の親族ではないという。

　岸本　安正（きしもと・やすまさ）氏　最終学歴は非公表。1983年にキノシタ商事（現Ｇ－７ホールディングス）入社。2005年に経理部長、06年７月に執行役員、07年に取締役、21年に常務。兵庫県出身。

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