上組の4〜9月期、純利益16%増の96億円 コンテナなど取り扱い増加

20171110上組決算グラフ

 上組が10日発表した2017年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%増の96億円だった。4〜9月期としては過去最高を記録し、従来予想の84億円を上回った。前年同期に計上した為替差損がなくなったほか、約7億円の投資有価証券売却益と1億7000万円の補助金収入を特別利益に計上したのが寄与した。

 売上高に当たる営業収益は7%増の1297億円、営業利益は4%増の117億円になった。従来予想は1260億円、115億円だった。国内物流事業でコンテナや穀物、輸入成果物の取り扱いが増加。同部門の営業利益は4%増の108億円になった。国際物流事業でプロジェクト輸送貨物や航空貨物の取り扱いも増えた。

 同時に示した18年3月期の連結業績予想では、純利益が前期比6%増の174億円になる見通し。過去最高である従来予想の170億円を小幅ながら上方修正した。営業収益と営業利益の予想は据え置いた。期末14円の配当予定も維持した。

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