カルナバイオ、2期連続の最終赤字に下方修正 創薬事業で売上高見込めず

20171110カルナバイオ決算グラフ

 カルナバイオサイエンスは10日、2017年12月期の連結最終損益が7億6600万円の赤字(前期は2億8900万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である600万円の黒字から一転の赤字見通しに下方修正。2期連続の最終赤字になる。同社が開発した新薬候補物質の導出先が方針転換して創薬事業での一時金が得られない見込みになった。

 売上高は前期比14%減の7億100万円、営業損益は7億2700万円の赤字(前期は4億2300万円の赤字)になる見通しだ。従来予想は14億円、3900万円の黒字だった。当初は創薬支援事業の売上高10億円、創薬事業の4億4000万円を想定していた。だが、創薬事業の売上高が見込めず、創薬支援事業も7億100万円の売上高にとどまる見込みになった。

 米シエラオンコロジー社が開発方針を変更し、カルナバイオが開発してシエラ社に導出していた「SRA141」の臨床試験を今期中に始められない見通しになった。このため創薬事業で臨床試験開始に伴う一時金(マイルストーン)として当初見込んだ4億4000万円が得られない見通しになった。さらに創薬支援事業でもアッセイキット(測定・分析を目的とした試薬などのセット)の販売が米国で伸び悩むことなどが響く。

 同時に発表した17年1〜9月期の連結決算は、最終損益が5億800万円の赤字(前年同期は1億7800万円の赤字)だった。売上高が伸び悩むなかで研究開発費が膨らんだ。売上高は17%4億8300万円、営業損益は4億7700万円の赤字(前年同期は3億3400万円の赤字)だった。

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