神戸市、神鋼発電所で市長意見の提出を延期 データ改ざん問題が波及

20171109久元神戸市長記者会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は9日の定例記者会見で、神戸製鋼所が神戸製鉄所(神戸市灘区)で計画する石炭火力発電所の建設について、15日に予定していた環境影響評価(アセス)法に基づく市長意見の提出を延期すると明らかにした。提出先である兵庫県には8日に延期を通知した。同社のアルミ・銅製品などをめぐる品質データ改ざん問題が、電力事業にも波及している。

 神戸市の環境影響評価審査会(アセス審)は10月下旬にも同発電所に関する答申を予定していたが、神戸製鋼の品質データ改ざん問題を受けて答申を延期したため。「神戸製鋼の社会的な信頼が揺らぐ中、いままで(神戸製鋼から)受け取ったデータを、これで分かりましたということで、手続きを進めるわけにはいかない」(久元氏)と判断した。

 一方で、久元氏は「手続きを粛々(しゅくしゅく)と進める方向に変わりはない」と強調。これまで神戸市が受け取ったデータの「根拠」を神戸製鋼に求めたところ、神戸製鋼は既に追加のデータを提出したという。今後は「それに基づいて(アセス)審査会をもう1回開いて、データの検証を含めて検討してくことになると考えている」との見通しを示した。

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