さくらKCSの今期、純利益が一転5%増に上方修正 不採算案件の抑制が順調

20230201さくらKCS

【神戸経済ニュース】三井住友銀系で情報サービスのさくらケーシーエス(4761)は1月31日、連結純利益が前期比5%増の6億3000万円になりそうだと発表した。従来予想である9%減の5億5000万円から上方修正し、一転の増益予想になった。不採算案件の抑制が想定以上に順調で、収益性が想定以上に改善した。

 売上高は5%減の235億円、営業利益は3%増の8億4000万円を見込む。従来予想は240億円、7億5000万円だった。売上高は、金融関連部門で三井住友銀向け以外が弱含む。加えて前期に大型の統合基幹業務システム(ERP)導入案件が複数あった産業関連部門も想定を下回って推移。機器販売も減少している。ただ減収を生産性の改善で補う。

 期末配当金は7円を予定。中間配当の7円と合わせて年間では前期据え置きの14円になる。

 同時に発表した22年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比3.3倍の3億9100万円になった。大型案件の一服で減収になったが、生産性向上が寄与して増益。売上高は8%減の163億円、営業利益は4.1倍の4億8500万円だった。

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