TOAの4〜9月期、純利益67%減 国内で交通向けが減少

 TOAが2日発表した2016年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比67%減の2億3000万円だった。国内では交通向けなどが減少したほか、前年同期に米国の鉄道向けに大口の売上高を計上した反動も出た。円相場の上昇で海外収益が目減りしたのも重荷になった。

 売上高は8%減の194億円、営業利益は38%減の7億4400万円だった。日米で減収減益になったほか、欧州・中東・アフリカ地域では、販路拡大のために販管費も膨らんだ。欧州で非常用放送設備の競争が激化したのも重荷になった。インドネシアやベトナムは順調でタイでは駅舎向け放送設備が伸びたが、円高で利益は伸び悩んだ。

 2017年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は3%増の21億円を見込む。年間で前期比2円減配の20円(うち中間10円)を配当する計画も維持した。

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