石原ケミカルの4〜9月期、純利益2.1倍 めっき液の需要堅調

20171027石原ケミカル決算グラフ

 石原ケミカルが27日に発表した2017年3月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.1倍の4億9400万円だった。国内外でめっき液が好調。半導体を量産する際に使うファンアウト技術に対応した、ウエハー用銅めっき液が半導体メーカーに採用されたのも増収に寄与。電子材料部門の大幅減収を補った。純利益は従来予想の3億6000万円を上回った。

 売上高は4%増の75億円、営業利益は2.0倍の6億6400万円だった。車載関連の半導体向けや、4Kや有機EL化に対応した大型テレビ向けなど、めっき液の需要が好調だった。自動車用化学製品や工業薬品も好調。電子材料部門では、セラミックコンデンサー用のニッケル超微粉が、需要先の購買政策の変更により商圏を失ったとしている。ただ、めっき液などの需要増で電子材料部門の減収を補った。

 18年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比42%増の8億1000万円になる見通し。年32円(うち中間16円)の配当計画も維持した。

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