NTT西日本など、工業用水の自動検診で実地試験 神戸市内の工場などで

 NTT西日本、通信設備の建設や保守を手がけるミライト・テクノロジーズ(大阪市西区)、神戸市水道局は10日、検診業務を自動化できる「スマートメーター」とLPWAと呼ばれる規格の無線通信を使った、工業用水の自動検診に向けた実地試験を同日始めたと発表した。今年度に取り替える予定だったメーターの一部をスマートメーターに置き換え、本格運用に向けた課題などを整理。神戸市長田区、兵庫区、中央区、灘区、東灘区の工業用水提供エリアにある工場などで実施する。

 NTT西日本などによると、LPWAを使った工業用水のスマートメーターを設置するのは国内で初めてという。NTT西日本など3者は昨年、神戸市内の上水道9カ所に設置したスマートメーターで実験。通常の無線では通信が難しい土中や水没環境などでも、LPWAで280メガヘルツ帯の電波を使えばメーターの情報が問題なく取得できることを技術的に確認していた。今回は、利用者からも使用料を常時把握したいとの要望がある工業用水について実験に乗り出し、実用化を目指す。

 実験は、ひとまず2018年3月末までを予定。開始にあたってはメーターと電波を送受信する基地局を2カ所増設した。通信システムは米センサス(ニューヨーク州)のフレックスネットを使用する。

 NTT西日本は実地試験の全体を取り仕切るほか、ネットワーク中継サーバーなどサーバー類を提供する。ミライト社は無線の試験局を提供するほか、通信システムの運用や保守をになう。神戸市水道局は実験場所を提供するほか、実際に運用する際の課題や問題点の確認と、解決方法を探る。

 今回の実地試験で得たノウハウを活用し、今後は工業用水でのスマートメーターの本格導入につなげる。さらに中長期的には水道事業全体へのスマートメーター導入にもつなげたい考えだ。

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