マルカン酢、米国で2番目の工場が完成 米生産能力を国内同等に引き上げ

 マルカン酢(神戸市東灘区)は6日、米ジョージア州で米国で2番目の工場がこのほど完成したと発表した。生産能力はカリフォルニア州パラマウント市にある既存の工場と同等の年間200万ガロン(約7600キロリットル)。総工費は約26億円。新工場の完成で、米国での生産能力は日本国内での生産規模とほぼ同じ量に膨らむ。米国での酢の需要増に対応する。

 新工場では主力の純米酢を製造。業務用、加工原料用として出荷する計画だ。日本食レストランは現在、米国に2万5000件程度あるとみられており、テイクアウトを中心に消費が伸びているという。このため業務用の食酢も需要が伸びている。

 マルカン酢は1974年に米国へ進出。これまで日本食の普及、定着などを背景に順調に販売が伸びてきた。さらに米国の食酢市場の拡大が見込める一方で、カリフォルニア州の既存工場は生産能力の限界が近づいていた。このため新工場の建設に踏み切ったとしている。

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