日銀短観兵庫、全産業2期ぶり悪化 先行きの慎重度は後退か

20171002日銀短観(兵庫)概観

 日銀神戸支店が2日に発表した全国企業短期経済観測調査(短観、9月調査)の兵庫県分では、全産業の業況判断指数(DI)が前回調査から1ポイント悪化のプラス9と、2期ぶりに悪化した。製造業では2ポイント改善のプラス11。前回改善した非製造業は5ポイント悪化のプラス5だった。総じて見ると、足元の景気は良好との見方は多いようだ。

 3カ月程度先の景況感を予想する「先行き」は全産業でプラス6と、足元のプラス9から悪化する見込み。だが「最近」から「先行き」までの変化場は3ポイントの悪化(前回調査では5ポイント悪化)にとどまった。足元での景気改善が継続しているのを受けて、先行きに対する慎重な見通しはやや後退した可能性がある。

 業種別の業況判断DIは「非鉄金属」「生産用機械」「宿泊・飲食サービス」などの改善が目立った。一方で「繊維」「業務用機械」「建設」などが悪化した。規模別では、小幅ながら3月調査から続く中小企業の改善が今回も継続。半面、大企業は悪化した。


 資金繰り判断DIは大企業がプラス28、中堅企業がプラス21と高水準ながらやや悪化。前回6月調査は大企業がプラス30、中堅企業がプラス23だった。中小企業は前回のプラス15からプラス17と改善した。金融機関の貸出態度は引き続きゆるいと感じている企業は多いが、中小企業はプラス29と、前回から1ポイント悪化した。

 同時に発表した管内の金融経済概況では、景気の基調判断を「緩やかに回復している」との見方を継続した。

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